Ice Age Block

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 Ice Ageは、まだ大型1+小型2のエキスパンションブロックという概念がなかったころの大型エキスパンションです。Ice Ageと同じ北方・テリジア大陸という背景で作られているのはAlliancesだけで、HomelandsFallen Empiresは個別の独立したセットです。Homelandsはプレインズウォーカーであるセラとフェロズの作った美しい閉鎖世界を、Fallen Empiresは没落したサーペイディア帝国を舞台としています。

追記 2006/07にIce Ageの第3エキスパンションとして Cold Snapが登場しました。 それによってFallen EmpiresHomelandsはこのセットよりヴィンテージブロックへ移されることになりました。

●ブロック特有のルール
●ブロックの特徴
●有名なカード

●ブロック特有のルール

 Ice AgeAlliancesに共通する特殊なルールは、以下の通りです。

・snow(氷雪)

 Ice Ageには基本地形として、Snow Covered PlainsSnow Covered IslandSnow Covered SwampSnow Covered MountainSnow Covered Forestが存在します。また、いくつかのカードの効果によって、土地がsnow になったりします。

 snowになった土地にまつわる様々なカードが、Ice AgeAlliancesには収録されています。たとえば、Drift of the Dead(IA)はあなたのコントロールするsnow covered landの数に等しいパワーとタフネスを持っています。また、損をすることもあります。Avalanche(IA)は、対象のX個のsnow landを破壊するという呪文です。
 全体的に見て、snow landが激しく作用するギミックというのはほとんどなく、損をする場合の方が多い(笑)ので、プレイヤーからはほとんど忘れ去られているルールです。

 なお、snowの基本地形はやはり基本地形です。特殊地形として扱うことはありません。

追記 2006/7に追加されたCold Snapによってルールの一部が変更されました。

氷雪と雪マナシンボル

 「雪かぶり/snow-covered」の特殊タイプは「氷雪/snow」に名前が変更される。アイスエイジとアライアンスのカードのうち、雪かぶり/snow-coveredという単語を使っているカードは、今後のオラクルで変更される。

《ボリアルのドルイド/Boreal Druid》
{G}
氷雪クリーチャー ― エルフ・ドルイド
1/1
{T}:あなたのマナ・プールに{1}を加える。

 コールドスナップでは、新たなマナシンボルが追加される。雪マナシンボルは普通の文章では{S}と表記され、カード上では雪の結晶のシンボルで表される。これは能力でのみ使用される。カードのマナ・コストでは使用しない。

 コールドスナップでは、新たなマナシンボルが追加される。雪マナシンボルは普通の文章では{S}と表記され、カード上では雪の結晶のシンボルで表される。これは能力でのみ使用される。カードのマナ・コストでは使用しない。

・Cumulative Upkeep(累加アップキープ)

 これはMirageでも再登場するルールです。
 いくつかのカード(パーマネントです)はCumulative Upkeep:(upkeepコスト)というテキストを持っています。これはアップキープ・コストの一種であり、アップキープの開始時にスタックに乗り、支払わなければそのパーマネントはsacrificeされます。

 ”累加”という名前の通り、Cumulative Upkeepは支払うたびに増えていきます。1度目の支払いではupkeepコストをそのまま支払えばいいのですが、2度目は2倍、3度目は3倍支払わなければなりません。

・Recover(復活)

 復活は墓地で動作する誘発型能力である。

 復活に関する公式ルールは以下の通り。

復活は、復活を持つカードがいずれかのプレイヤーの墓地にあるときにのみ機能する誘発型能力である。「復活 [コスト]/Recover [コスト]」とは「いずれかのクリーチャーが場からあなたの墓地に置かれたとき、あなたは[コスト]を支払ってもよい。そうした場合、このカードをあなたの墓地からあなたの手札に戻す。そうしない場合、このカードをゲームから取り除く。」を意味する。

・Ripple(波及)

 波及は、波及を持つ呪文をプレイしたときに動作する誘発型能力である。

 波及に関する公式ルールは以下の通り。

波及は、波及を持つカードがスタック上にある間に機能する誘発型能力である。 あなたがこの呪文をプレイしたとき、あなたは自分のライブラリーの一番上からN枚、あるいはあなたのライブラリーのカードがN枚未満の場合、あなたのライブラリーのすべてのカードを公開してもよい。これによりあなたのライブラリーのカードを公開した場合、あなたはそれらのカードのうち、この呪文と同じ名前のカードをマナ・コストを支払わずにプレイしてもよい。そうしたなら、その後これにより公開されてプレイされなかったすべてのカードを、あなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
呪文に複数の波及がある場合、それぞれは個別に誘発する。

・Double-Pitch Cards(ダブルピッチカード)

 コールドスナップには、マナ・コストを支払うのではなく、手札にある特定の色のカードを2枚取り除くことのできるカードのサイクルがある。

・"Slowtrips"(スロートリップ)

 アイスエイジブロックにおける先祖帰りとして、コールドスナップには「次のターンのアップキープにカードを1枚引く。」というカードが何枚かある。これらのカードは、純粋に次のターンのアップキープの開始時に誘発する遅延誘発型能力を生み出す。そのターンがどのプレイヤーのターンであるかは問わない。


●ブロックの特徴

 まだ、コンセプトが統一されたエキスパンションブロックというものが登場する前なので、一概にこの4つのエキスパンションをまとめて語ることはできないのですが、

・総じてクリーチャーが貧弱でスペルが強力
 この頃はまだ、緑のクリーチャーの優遇はさほど目立ってはいませんでした。また強力な起動能力を持つクリーチャーも少なかったため、後の時代と比べるとクリーチャーが見劣りするかもしれません。

・友好色の推奨
 Ice AgeAlliancesには多色のカードがいくつかありますが、すべて友好色のそれです。また、Ice Ageの二色土地に象徴されるように、なにかと友好色でデッキを組んだときに便利なカードが満載されています。

・色対策カードの充実
 特に、相手の致命的なエンチャントやプロテクション持ちなどにほとんど対処できない赤や黒にとって、Anarchy(IA)やDystopia(AL)といった色対策カードは心強い味方でしょう。困りものなのは、こういったカードのほとんどがレアリティが高いことでしょうか。


●有名なカード

○Necropotence/ネクロポーテンス(IA)
 (B)(B)(B) エンチャント(場)
 あなたのドローステップを飛ばす。
 あなたがカードを捨てた場合、そのカードを墓地に置くかわりにゲームから取り除く。
 1点のライフを支払う:ライブラリの一番上のカードを伏せたままゲームから取り除く。ターン終了時、そのカードをあなたの手札に入れる。

・おそらく、現在はIce Ageでもっとも有名かつ強力なカード。色々と制限はついていますが、要するにライフを1:1で切れ目なく手札に変換する、圧倒的なドローエンジンです。Dark Ritual/暗黒の儀式(基本版)のマナ加速に支えられ高速で強力な呪文を消費する黒のデッキにとってはまさに神懸かり的な手札補充手段であり、1996年のトーナメントシーンをネクロ一色に染め上げました。俗に言う「黒い夏」です。また、第五版に再録されて以降もスタンダードでの有力デッキタイプの一翼を担いました。Urza's Sagaブロックの黒増強の恩恵を最も受けたのもネクロでしょう。後にコンボデッキにすら投入され、Extendedで禁止、Classicでも制限指定を受けました。

 

○Pox/悪疫(IA)
 (B)(B)(B) ソーサリー
 すべてのプレイヤーは1/3のライフを失い、手札の1/3を捨て、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーのうち1/3の生け贄に捧げ、そのプレイヤーがコントロールする土地のうち1/3を生け贄に捧げる(すべて端数切り上げ)。

・一部のコアプレイヤーに熱狂的な人気を誇る、大破壊呪文。なんといっても”すべて端数切り上げ”が強烈であり、これを使われていやな顔をしなかった人は見たことがありません。
 1/3と書いてありますが、ほとんど半分に等しい絶大な破壊効果をもたらします。クリーチャーではないアーティファクト(特にCursed Scroll/呪われた巻物(TE))との相性が抜群です。

 

○Ashen Ghoul(IA)
 (3)(B) クリーチャー−Ghoul 3/1
 Haste
 (B):Ashen Ghoulをあなたの墓地から場に戻す。この能力は、あなたのアップキープの間で、なおかつAshen Ghoulの上に3枚以上のクリーチャー・カードがある場合にしかプレイできない。

・M:tGには、墓地から自力で蘇ることのできるクリーチャーが多数存在しますが、これはその中でも飛び抜けて強力で使いやすいものです。復活コストはわずか1マナで、条件もきびしくありません。パンチ力があり、hasteまでついています。このカードは出た当初はそれほど話題になりませんでしたが、Weatherlightのリリースと同時にBuried Alive/生き埋め(WL)が登場し、状況は一変しました。一度墓地に落とされてしまえば除去もカウンターも関係なく何度も復活してくるこのクリーチャーに、当時のスタンダードの覇者であったカウンターポストデッキは非常に苦しめられたものです。

 

○Illusions of Grandeur(IA)
 (3)(U) エンチャント(場)
 Cumulative Upkeep:(2)
 Illusions of Granduerが場に出たとき、あなたは20点のライフを得る。
 Illusions of Granduerが場を離れたとき、あなたは20点のライフを失う。

・まさか、この紙レアが、3年という年月を経てExtended環境を冷たく支配するトップカードに化けるとは、だれが予想し得たでしょう? Donate/寄付(UD)との単純な2枚コンボは、対戦相手のライフを速やかに、愚直に、20点減らしてしまいます。さらに自分の得た20ライフはそのままであるため、上記のNecropotence/ネクロポーテンス(IA)とのコンボは極悪非道のものでした。2CHD−typeBでは、このカード自体が禁止指定されています。

 

○Force of Will(AL)
 (3)(U)(U) インスタント
 あなたは、Force of Willのマナコストを支払うかわりに、1点のライフを支払い、手札から青のカードを1枚選んでゲームから取り除いてもよい。
 呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

Alliancesの象徴とも言えるピッチ・スペル(マナコストの代替支払いが可能な呪文)の中でも最も強力な1枚であり、存在そのものが環境を大きく変化させる呪文です。手札の補充呪文が加速度的に進化している現在では、かつてよりさらに威力を増しているでしょう。

 

○Thawing Glaciers(AL)
 土地
 Thawing Glaciersはタップ状態で場に出る。
 (1), (T):あなたのライブラリから基本地形カードを1枚探して、それをタップ状態で場に出す。その後であなたのライブラリを切り直す。これが終了フェイズである場合、Thawing Glaciersをそのオーナーの手札に戻す。そうでない場合、ターン終了時にThawing Glaciersをそのオーナーの手札に戻す。

Alliancesの高額なレア土地の中でも、最も汎用性に富んだ1枚です。2ターンに1枚ずつ、リソースを消費することなく場の土地を増やすことができるこのカードは、デッキのマナを安定させ、またライブラリから土地を少なくしてドローを濃くする副次効果も持っています。定期的にライブラリをシャフルできる効果も、Brainstorm/渦巻く知識(IA)やScroll Rack/巻物棚(TE)と相性が良いでしょう。

 

○Ohran Viper(オーランのバイパー)(CS)
 (1)(G)(G) 氷雪クリーチャー Snake 1/3
 

 オーランのバイパーがクリーチャーに戦闘ダメージを与えるたび、戦闘終了時にそのクリーチャーを破壊する。 オーランのバイパーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。

・過去に《知恵の蛇/Ophidian(WTH)》を初めとする戦闘ダメージでドローできる能力持ちの中でも特に優れた一体です。 神河〜ラヴニカ間のスタンダードに蛇デッキが生まれたのはこの生物の存在あってのことでしょう。

 

○Scrying Sheets(占術の岩床)(CS)
 氷雪土地

氷雪土地 Coldsnap,レア (T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。 (1)(氷),(T):あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。そのカードが氷雪である場合、あなたはそれを公開してあなたの手札に加えてもよい。((氷)は氷雪パーマネントからのマナ1点で支払うことができる。)

 土地を氷雪土地にし、マナに余裕があるときに見れば手札が増えるかも?な土地。Thawingには劣るが損せずに手札が増やせる魅力的な一枚です

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