Shadowmoor Block

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シャドウムーアは色をテーマとしたブロックです。
しかしインベイジョンやラヴニカとは違い、単なる多色ではなく「混成(ハイブリッド)」がテーマとなっています。
シャドウムーアブロックは前作ローウィンブロックのストーリー的続編であり、それぞれ2つのエキスパンションからなる2つの小ブロックが1つの大ブロックを形成しています。

スタンダードではローウィンブロック+シャドウムーアブロックをまとめて1ブロックとして扱いますが、ブロック毎のテーマが異なるのでこの解説では別々のブロックとして紹介していきます。(2chdにおけるブロックの扱いについては各主催者の判断によりますので、事前にお問い合わせ下さい。)

●ブロック特有のルール
●ブロックの特徴
●有名なカード

●ブロック特有のルール

シャドウムーアブロックに共通する特殊なルールは、以下の通りです。

・混成/Hybrid

混成はシャドウムーアブロックのメインテーマと言うべき存在で、1つのマナ・シンボルの中に2つのマナ・シンボルが含まれていると言う特殊なカードです。 例えば(W/U)と言う混成マナ・シンボルの場合、白マナでも青マナでも支払う事が出来ます。 複数の色からなる混成マナ・シンボルを持つカードは、そのマナがどの色のマナで支払われたのかに関わらず、あらゆる領域において常にそれぞれの色を持っています。(W/U)と言う混成マナ・シンボルを持つカードなら白であり青であるカードになる訳です。 混成マナ・シンボルの中には(W/2)といった物も存在します。これは白マナか無色2マナで支払える事を意味しており、色は白単色で点数で見たマナ・コストはこのマナ・シンボル一つで2となります。例えば(R/2)(R/2)(R/2)と言うコストを持つ《炎の投げ槍/Flame Javelin》はどのようにマナを支払っても常に赤単色ですし、点数で見たマナ・コストは6となります。

・-1/-1カウンター

シャドウムーア・ブロックでは-1/-1カウンターを用いるカードが多数存在します。これらが+1/+1カウンターと混ざると混乱してしまうため、「同じオブジェクトに+1/+1カウンターと-1/-1カウンターが置かれている場合、それらは同数だけ相殺して取り除かれる。」と言うルールが出来ました。例えば《トリスケリオン/Triskelion》に《傷跡/Scar》をプレイした場合、+1/+1カウンターが1つ減って2個になるわけです。

・アンタップ

シャドウムーア・ブロックではアンタップ・シンボルと言う新しいシンボルが誕生しました。 これまでに無い新しい概念ですが、その使用条件は直感的にも分かりやすいものとなっています。 1.アンタップ状態のパーマネントはアンタップできません。 2.いわゆる「召還酔い」状態のパーマネントはこの方法でアンタップできません。 要するにタップ・シンボルと何も変わらない訳ですね。

・共謀/Conspire

共謀はソーサリーやインスタントが持つ能力で、プレイする際に追加のコストとして「その呪文と同じ色を持つクリーチャー2体をタップする」ことで、その呪文のコピーを1つ作ると言うものです。 共謀によって作る事の出来るコピーは1つだけで、例えばクリーチャー6体タップでコピー3個作ると言った事はできません。 共謀によって作られたコピーの対象は、オリジナルである呪文と別の対象でもかまいません。

・頑強/Persist

頑強はクリーチャーが持つ能力で、「このパーマネントが場からいずれかの墓地に置かれたとき、それの上に−1/−1カウンターが置かれていなかった場合、それを−1/−1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で場に戻す。」と言うものです。 多少弱体化するものの、ほぼ無条件で一度蘇るのですから非常に強力な能力だと言えます。

・萎縮/Wither

萎縮はクリーチャーが持つ能力で、萎縮を持つクリーチャーがクリーチャーにダメージを与える場合、それは同数の-1/-1カウンターと言う形で与えられます。 例えば萎縮持ちのパワー3クリーチャーがダメージを与える場合、-1/-1カウンターが3個置かれる訳です。 これは軽減や置換ではありません。なので《治癒の軟膏/Healing Salve》等で軽減されればその分-1/-1カウンターが置かれる数も減ります。

・回顧/Retrace

回顧はソーサリーやインスタントが持つ能力で、「あなたはこのカードを、それをプレイするための追加コストとして土地カードを1枚捨てることで、あなたの墓地からプレイしてもよい。」と言うものです。 フラッシュバックと異なり何度でも使用出来るため、土地カードを継続的に供給できるシステムさえ構築してしまえば実質的に使い放題と言う訳です。

・彩色/Chroma

彩色はそれ単体では意味を持たない能力語ですが、彩色を持つカードはどれもマナ・シンボルに含まれる色の数に関係した能力を持ちます。

●ブロックの特徴

シャドウムーア・ブロックは今まで以上に「色」を重要視したブロックとなっています。

しもべシリーズ
シャドウムーアブロックでは《十字軍/Crusade》のようなある色のクリーチャーに+1/+1の修整を与えるクリーチャーのサイクルが存在します。それらはすべて混成カードであり、2つの色それぞれに+1/+1の修整を与えるのです。つまり、白青のしもべが場にいればあなたがコントロールする白であり青でもあるクリーチャーはなんと+2/+2の修整を受ける事になるのです!
亜神シリーズ
シャドウムーアブロックには混成マナ・シンボル5つからなる非常に強力なカード・サイクルが存在します。これらはどれも神々しい名前を持ち、その名前に見合ったド派手な能力を有します。
増強シリーズ
シャドウムーアブロックには「Aのマナを支払っていたら〜する。Bのマナを支払っていたら〜する」と言う条件付きカードが多数存在します。これらはAとB両方の色のマナを支払っていればその両方の効果が得られるため、非常にお得なカードとなっています。

●有名なカード

《炎の投げ槍/Flame Javelin》
(2/赤)(2/赤)(2/赤)

インスタント SHM, アンコモン
((2/赤)は任意の2マナか(赤)で支払うことができる。このカードの点数で見たマナ・コストは6である。)
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。炎の投げ槍はそれに4点のダメージを与える。
Illus.Trevor Hairsine (92/301)

MTG史上初である、デメリット無し対象条件無しの3マナ4点火力です。当然ながら見たまんまの強さを誇り、多くの赤いデッキに採用されています。

《幽体の行列/Spectral Procession》
(2/白)(2/白)(2/白)

ソーサリー SHM, アンコモン
((2/白)は任意の2マナか(白)で支払うことができる。このカードの点数で見たマナ・コストは6である。)
飛行を持つ白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを3体場に出す。
Illus.Jeremy Enecio (23/301)

わずか3マナで1/1飛行クリーチャーを3体も場に出せる素晴らしいカードです。スタンダードにおける白ウィニーの根幹を成すカードだといえるでしょう。

《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
(1)(緑/白)(緑/白)

クリーチャー - アウフ(Ouphe)
台所の嫌がらせ屋が場に出たとき、あなたは2点のライフを得る。
頑強(このクリーチャーが場から墓地に置かれたとき、その上に-1/-1カウンターが置かれていなかった場合、それを-1/-1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で場に戻す。)
3/2

3マナ3/2と言うスペックを持ちながら頑強付きと言う非常にいやらしいカードです。ライフ回復能力もあいまって、ビートダウンデッキに対する防衛線として非常に重宝されています。


《復讐の亜神/Demigod of Revenge》
(黒/赤)(黒/赤)(黒/赤)(黒/赤)(黒/赤)

クリーチャー - スピリット(Spirit)・アバター(Avatar) SHM, レア
飛行、速攻
あなたが復讐の亜神をプレイしたとき、あなたの墓地にある名前が《復讐の亜神》であるすべてのカードを場に戻す。
5/4
Illus.Jim Murray (183/301)

デカくて飛んでいて速攻持ちは何時の時代でも強いものですが、それがさらに自分の仲間をリアニメイトしてくると言うのはちょっとした恐怖です。プレイした時の誘発型能力が解決する前にこれをカウンターしてしまうと、自分自身の能力で自分自身をリアニメイトしてくるのでそこは気をつけて下さい。

《運命の大立者/Figure of Destiny》
(赤/白)

クリーチャー - キスキン(Kithkin) EVE, レア
(赤/白):運命の大立者は2/2のキスキン(Kithkin)・スピリット(Spirit)になる。
(赤/白)(赤/白)(赤/白):運命の大立者がスピリットである場合、それは4/4のキスキン・スピリット・戦士(Warrior)になる。
(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白):運命の大立者が戦士である場合、それは飛行と先制攻撃を持つ8/8のキスキン・スピリット・戦士・アバター(Avatar)になる。
1/1
Illus.Scott M. Fischer (139/180)

およそ1マナとは思えない恐ろしい強さを持ったカードです。単純に《飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar》が涙目になる能力ですし、マナさえあればどんどん強くなっています。

《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier》
(1)(白/黒)(白/黒)

クリーチャー - ゾンビ(Zombie)・騎士(Knight) EVE, レア
プロテクション(白)、プロテクション(黒)
(白/黒):静月の騎兵はターン終了時まで飛行を得る。
(白/黒):静月の騎兵はターン終了時まで先制攻撃を得る。
(白/黒)(白/黒):静月の騎兵はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
2/1
Illus.Christopher Moeller (95/180)

古き良きパンプナイトを彷彿とさせるカードです。二色のプロテクションが環境にマッチしており、火力以外で殺す事がほぼ不可能なカードです。

《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
(2)(黒/赤)(黒/赤)
クリーチャー - ゴブリン(Goblin)・暗殺者(Assassin) SHM, アンコモン
残忍なレッドキャップが場に出たとき、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。残忍なレッドキャップは自身のパワーに等しい点数のダメージをそれに与える。
頑強(このクリーチャーが場から墓地に置かれたとき、その上に-1/-1カウンターが置かれていなかった場合、それを-1/-1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で場に戻す。)
2/2
Illus.Dave Allsop (192/301)

《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》を彷彿とさせるクリーチャーです。場に出て2点、ブロックして死んで戻って1点与えて合計3点、それでもまだ1/1が残っていると言う嫌らしさがたまりません。

《反射池/Reflecting Pool》
土地 SHM, レア

(T):あなたのマナ・プールに、あなたがコントロールする土地が生み出すことのできるいずれかのタイプのマナ1点を加える。
Illus.Fred Fields (278/301)

テンペストからの再録カードですが、当時と比べて多色地形が非常に多くなっているため、このカード自身もまた非常に強力なカードとなっています。

《黄昏のぬかるみ/Twilight Mire》
土地 EVE, レア
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(黒/緑),(T):あなたのマナ・プールに(黒)(黒)か(黒)(緑)か(緑)(緑)を加える。
Illus.Rob Alexander (180/180)

オデッセイにあったフィルターランドを彷彿とさせますが、より使いやすくなったカードです。例えばこれと森があれば《Hymn to Tourach》をプレイする事が可能であり、色の濃いカードをプレイする際に非常に重宝します。
もちろん同種のカードが全ての色の組み合わせで存在します。

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