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強くなるためのススメ
序文
グランプリやプロツアーと言ったマジックにおける花形的存在において
活躍している強豪プレイヤー。きっと彼らの強さ、鮮やかさにはだれもが
一度は羨望の眼を向けた事かと思います。しかし種々の要因からそれが
自分には手の届かぬものだと諦め、人によっては強いプレイヤーや、
強くあろうとするプレイヤーに敵愾心を抱く者も少なくありません。
私はこれが実にもったいない事だと思います。なにもだれしもが皆
強豪プレイヤーになる必要は無いのです。自分なりのスタイル、自分なりの
戦略を持ってマジックに望む事は、また新しい面白さを発見させてくれます。
そう、競技マジックが主流になっているのはそれが面白いからなのです。
この文章は強くなりたい人のために、今すぐ実践できるトレーニング法を
紹介するものです。この文章を読んで興味を持ったあなた、ぜひ本書の
内容を実践してみてください。昨日の自分より強くなれますよ。

■強くなるためのススメ その1 〜強いプレイヤーとは〜
強さとは、強いプレイヤーとは一体なんでしょう?
プロツアーに連続出場している、いわゆるグレイヴィトレインの事でしょうか?
それともカイ・ブッディのようなカリスマ的プレイヤーの事でしょうか?
私はそうではないと考えます。なぜなら、仮にそうだとしたらそれ以外に
数多存在するプレイヤー全てが「強くない」プレイヤーになってしまうからです。
私が考える強いプレイヤーとは、自分の弱さを分析できるプレイヤーです。
強さとは自分の弱さを分析できる事、と言い換えてもいいでしょう。
強くなる事とは失敗からその原因を探り、それを改善する事の反復作業です。
ですので強いプレイヤーとは人よりも多く失敗し、人よりも多くそれを改善した
者の事を言うのです。その人の強さが知りたいならば、その人が試合で負けた
所を観察すると良いでしょう。強いプレイヤーはなぜ敗北したのかと言う原因を
探し、相手の良い所を盗もうとします。対して弱いプレイヤーは敗北の原因を
「事故った。」「相手がブン回った」などと他者の責任に転嫁しようとします。
己の弱さを直視できない人間が強くなれるはずがない、これはマジックに限らず
どんな競技でもいえる事です。特にマジックや麻雀のような運が絡む競技では
人はその運に原因を押し付けてしまいがちです。しかしそれでは永遠に強くなる
事はできないのです。あなたが強くなりたいと思うならば、まず最初に
自分はなぜ弱いのか、何処が弱いのかをじっくりと考えてみるべきなのです。
もちろん他人に意見を仰ぐのは大変良い事です。ただしその場合は自分の弱さを
全てさらけ出す必要があります。「他人に自分の事を弱く思われたくない」と考える
人間に、他人は適切な助言を与えてくれる事はありません。あなたの意見を問われた
時に、「その場にならないと分からない」「時と場合による」などと言う曖昧な
発言は絶対に避けてください。強くなると言う事は自分のロジックを持つ事でもあります。
最初は間違ってもかまいません、むしろ無難で当たり障りの無い意見しかいえない
人間はそれ以上の高みには行けないのです。

まとめ
・「強さ」とは自らの弱さを理解し、それを分析する力。
・失敗や敗北は強くなるための近道。それを恐れる者は強くなれない。
・全ての行動に自分なりの理由付けを必ずする事。

■強くなるためのススメ その2 〜強いデッキとは〜
さて、それでは強いデッキとはどのようなデッキなのでしょうか?
まず言える事はそのデッキに確固としたコンセプトが存在する事だと思います。
このデッキの目的は何で、なぜこのカードがこの枚数入っているのかが
理論的に説明できるデッキは強いデッキと考えてよいでしょう。
反対に、入っているカードの強さだけは一流でも、それらがバラバラでは
それは単なる紙の束でしかありません。神の怒りが入っているビートダウンや、
ハルマゲドンの入っているパーミッションなどはその典型です。
あなたはそのデッキを使って何がしたいのか。それをまず最初に考え、
その目的を達成するためにはどんなカードをどれだけ入れれば最善なのかを
繰り返し繰り返し考える事が強いデッキを作り出す最初の一歩なのです。